水名瀬雅良【極上の恋人】全4巻/BL漫画感想 割引の時に読んだ思い出深い作品

水名瀬雅良さんの【極上の恋人】の感想です。こちらは随分と前の作品になるのですが私が一番最初らへんに感想を書いた思い出深い作品なんですよね。

BLメモリーの方でもたまにこの【極上の恋人】は検索されて読みに来ていただいているようなのでこちらでも書くことに。

実は水無瀬雅良さんはわりと作家読みするので、出ている作品はほぼ読んでいるのですがこの作品が一番好きかも知れません。

全4巻でじっくり読めるというのと、俺サマ年下攻がだんだんとワンコのようになっていく姿が印象深くて個人的にはツボだったというのもあります。

この作品はたまにキャンペーン対象になっているのと、普段から48時間3ﾁｹで読めるので気になる人は是非★

極上の恋人　作品情報

内容紹介/あらすじ

モデル事務所でマネージャーをしている匡弘は、社長に頼み込まれ、ワケありの新人モデル・須田良海を預かる。良海は「ただ有名になりたいだけ」と言い切る、生意気で自信過剰な16歳の高校生だ。確かに素材としては抜群なのだが、銀行副頭取の息子という立場をいいことに、超ワガママな言動を繰り返して手を焼かせる。しかも、匡弘がトップモデルのアキトとつき合っているという噂を聞きつけると、男同士のSEXを教えろと迫ってきて…!?

感想は以下より。ネタバレ含みます。

極上の恋人　感想

やはり4巻あると作品に色々な肉付けができるのでその分面白く感じますよね！

ストーリーは、俺サマ年下モデルの良海が敏腕マネージャーである匡弘に出会い、徐々に惚れ込んでいくというお話。

最初は面白半分で手を出したのに、ミイラ取りがミイラになったような展開でした。

それは匡弘にも言えることで。。。

ずっと恋人と言われるような関係の世界的モデルのアキトがいたのですが、こちらの方はちょっとよく解らないような関係でした・・・

いい奴なんですよ多分。

年下・俺サマ・途中からワンコ攻×お姫様受

多分、この作品の面白さは良海の変化なのだと私は思う。

俺サマで我が儘な男だったくせに、匡弘の事を好きになってからは認められたいと色々と頑張ってワンコみたいになっていくの。

年下っぽさがすごく出てくるというか。

俺サマな部分はやや残ってはいるけれど、作品の途中からはワンコの方が目立つというか。

ついつい応援しちゃうようなキャラになっていくのが面白かった！

匡弘は・・・お姫様ですね。

いろんな男前に好かれるので。

最後にこのお姫様を落とすのはアキトか良海！というのもみどころのひとつ。

アキトの立ち位置がもう一つわかりにくかった

途中、世界的モデルのアキトが登場してきます。

アキトは匡弘とは恋人と言われる存在だったのですが、この2人は関係を持ってたとは思うけれどどこまで深い関係だったのか・・・

もっともっとアキトには頑張って欲しかった気持ちもある。

ただねぇ匡弘の気持ちが分かりにくいのですよ・・・。

アキトの事は本当に好きだったのかどうか。

何度読んでも匡弘からアキトへの感情が読み取りにくいなぁと感じたのでそこは残念。

いい男なんですけどね・・・やっぱり一生懸命な良海の方が惹かれるのかなぁ!?!?

良海は人間としてもモデルとしても成長していく

作品を読みながら面白いなと思ったのは、良海が匡弘と出会ってから、人間としてもモデルとしても成長していくんですよね。

もともと良海はすごくいいトコのお坊ちゃんで。

匡弘の事務所ともすごく関係があるんですヨ。

だから匡弘がどんなに嫌がってても、良海の面倒は見なきゃいけなかったのよね。

でも、関わっていくうちに匡弘も良海の可愛いところに気づいて好きになっていきます。

最初はほんと暴れ馬みたいで大丈夫かなぁ？と思ったけれど、匡弘だったりアキトだったりの存在があって良海がちゃんとモデルになるという目標がもてて良かった。

絵柄が好き

作家読みしていると最初に書いたのですが、私は水無瀬さんの絵柄がすごく好きなんですよね。

攻めも受けもすき。

キレイだなぁ～！！！っていつも思うし、絵柄が変わらないのもいいなって。

作品によってはちょっとストーリーが粗いものだったりパターン化されているものもあるけど、それでも普通に面白いなって思っていつも読んでます☆

やっぱり絵柄がキレイだと見た目の楽しさがあるのでプラスアルファですよね☆

感想まとめ

4巻あるのでじっくり読めると思います。エロはそれなりにまぁまぁあるかなぁ～？」という印象でした。

作中では、恋愛面とモデルとして成功していく過程も描かれているので楽しく読むことができると思います。

もしキャンペーン等で対象になっている時があれば読んでみて下さい(*^_^*)